ビタミン足りてますか?


ビタミンが足りなくなる訳は?
一日の必要量を計算しながら摂っていても、実際のところ体内では不足していることが
あります。
たとえばビタミンCは、ストレスにより大量に消費されます。ストレスと一言で言っても、
精神的なイライラを、普通思い浮かべるでしょうが、スポーツ刺激や、光や音に対する
刺激もストレスとなります。
また、タバコの有害性は、いろいろなところで問題視されていますが、ビタミンCについ
て調べると、1本につき25〜100mgも消費されてしまうと言われていますし、さらに、
お酒を飲む方や甘いものの好きな人は、ビタミンB群が特に不足しがちになります。
この様に、食生活を十分気をつけていても大量な消費によりビタミン不足になることは
十分考えられます。
ビタミンは積極的に補給したいものです。

ビタミンは何で補給すべきか?
野菜、果物、ビタミン剤、それぞれの中に含まれるビタミンは、それだけを見ればどれも
ほとんど同じですが、食物から摂るビタミンは複合的にいろいろな種類のビタミンが一度
に摂れるメリットがあります。ただし、調理法により著しく破壊されてしまうビタミンもあり、
野菜によっては、昔ほどビタミンが含まれていないという現状報告もあります。
体調、生活習慣などにより、不足と思われるビタミンをビタミン剤などで補うようにするのが
賢い方法ではないでしょうか。


ビタミンの種類

脂溶性ビタミン
働き 不足すると・・・ 多く含む食品 一日の
必要量(目安)
視力維持
目の自然治癒
粘膜保護
成長促進
夜盲症
風邪を引きやすくなる
疲れやすくなる
皮膚が荒れる
鶏豚牛などの肝臓
ウナギ
人参
イカ
1800IU
血行を良くする
老化防止
生殖器を正常に保つ
老人性シミ防止
不妊症
冷え性
しもやけ
神経、運動能力低下
シミ、そばかす
アーモンド
小麦はいが
西洋カボチャ
ウナギ
アボカド、たらこ
7mg
カルシウム、りんの吸収
を助ける。
骨の発育を助ける
ビタミンAの吸収を助ける
骨や歯の発育が悪くなる
骨軟化症、骨粗ショウ症
くる病
塩鮭、銀鮭
にしん、めかじき
さば
100IU
水溶性ビタミン
働き 不足すると 多く含む食品 一日の
必要量(目安)
成長と修復に関与する
コラーゲンの合成促進
免疫機能を助ける
ウイルスに対する抵抗
力を助ける
メラニン色素沈着防止
倦怠感、食欲不振
筋肉痛
歯茎出血
シミ、そばかす
風邪を引きやすくなる  
壊血病
いちご
キウイフルーツ  
ブロッコリー
甘柿、パパイア
みかん
グレープフルーツ
50mg
B1 代謝を活発に
神経の恒常性
脚気や疲労の防止
うつ病予防
倦怠感、食欲不振
うつ病、ノイローゼ
記憶力低下
脚気
息切れ
強化米
豚ヒレ、豚もも
玄米
大豆
0.8mg
B2 粘膜保護
成長促進
細胞再生
動脈硬化防止
皮膚炎、口角炎、口内炎
目の充血
視力低下
爪、髪が痛む
豚牛鶏の肝臓
魚肉ソーセージ
脱脂粉乳
さば、かれい
1.1mg
B6 蛋白、脂肪の
  吸収を助ける
中枢神経の働きを
   正常化
免疫力を高める
アレルギー防止
糖尿病予防
成長が止まる
食欲不振
免疫低下
皮膚炎、神経炎
さけ、さば、いわし
レバー
ジャガイモ
さつまいも
牛乳
2mg
B12 赤血球の生成促進
蛋白質の代謝改善
体力増進、疲労回復
イライラ予防
悪性貧血
神経機能低下
末梢神経炎
月経異常、動悸
神経過敏
レバー
あさり、しじみ
カキ、はまぐり
牛乳、チーズ
2μg