端午の節句にショウブ湯をたてる習慣は古くから行われています。
老人、血行障害のある人や、冷え性には体が暖まり、湯冷めしにくくなります。
節句だけに限らずふだんも薬湯として入浴したいものです。

薬湯の作り方
   一般には、木綿の手拭いを二つ折りにして両端を縫い合わせて袋を作る。
   材料を20g〜30g適当な大きさに切り入れ、口を縛るか縫い閉じる。
   材料は混合せずに一種類のほうが香りが純粋でよい。
   香りの弱いものの場合は、より強い香りのするものと
   混合して楽しむのもよいでしょう。
春に薬湯として、また香りを楽しむ香湯の種類、効能
  • アマドコロ(根、茎)>>  打ち身、捻挫
  • 梅(花)>>    花をうかべて早春の香りでリフレッシュ
  • キンセンカ(花)>>   肌を整える効果有り
  • ショウブ(葉、根)>>   冷え性、腰痛、筋肉痛に
  • 杉(葉)>>   殺菌効果がある
  • セージ(葉)>>  ダレ気味の体の活性化
  • センキュウ(根)>> 腹痛、婦人病、冷え性
  • タイム(葉)>> 消毒作用、リウマチ
  • ローズ(花)>>  美しさと若さを保つ
  • ワサビ(葉)>>  鎮痛効果(皮膚炎肌の弱い人は避けてください)
お風呂に入れる時期
入浴20〜30分前がいいでしょう。
水のうちから入れて沸かすとせっかくの効能が弱くなることがあるので注意しましょう。